お知らせ

2015年4月27日
株式会社 新昭和

立ち止まっていた土地区画整理事業地に自社メガソーラー発電所最大の10メガを建設!

快適な暮らしと環境に優しい住まいづくりを提供する、株式会社 新昭和(本社:千葉県君津市、代表取締役社長:松田 芳彦)は、環境と地域社会に貢献できる継続的なクリーン・エネルギー・イノベーションとして、平成24年度よりメガソーラー発電事業に参入してまいりました。

平成24年3月に千葉県の「新エネルギー活用重点支援プロジェクト」の選定を受け、同年10月に千葉県初となるメガソーラー発電所「新昭和メガソーラー市原発電所」を開所させたのを契機に、これまで県内を中心に多数の自社発電所を建設し、クリーンで安全なエネルギー供給者として事業を推進しております。

この度、千葉県富津市に建設した自社メガソーラー発電所最大の「新昭和メガソーラー富津第一発電所」は、約20年間立ち止まっていた土地区画整理事業地に建設したものであり、太陽光発電事業に転換した好事例としてご紹介いたします。

※写真には弊社のメガソーラー発電所に含まれていない太陽光パネルもあります。

■「新昭和メガソーラー富津第一発電所(下飯野地区)」について

この3月に新たに建設した自社発電所の一つである「新昭和メガソーラー富津第一発電所(下飯野地区)」は、システム搭載規模が約10MWと、新昭和の自社発電所としては最大となります。
当該発電所は、事業が立ち止まっていた富津市山王土地区画整理事業の概ね1/3の施行区域を含む約16haの土地を事業用地としております。

富津市山王土地区画整理事業は、平成3年より準備組合を設立し、平成7年9月に千葉県より組合設立認可を受けました。設立当初は、富津市総合計画においても近隣の青木土地区画整理組合とともに、計画人口の受け皿として期待された事業でした。

組合設立後、低迷する経済状況の中で土地価格の下落により事業構造が破綻。業務代行者も決定できない状況となり、事業は立ち止まったまま20年近くが経過していました。

新昭和は平成25年の春ごろ、当該土地区画整理事業の状況を鑑み、業務代行者として事業推進の検討を行ったものの、現状の土地価格や地域ポテンシャルなどを総合的な観点より、住宅地開発としての事業性は厳しいと判断。土地区画整理事業の代案として、メガソーラー発電事業へと転換する再生計画を富津市に提案いたしました。

これを受け、富津市が富津市山王土地区画整理組合と千葉県とで協議を重ね、地権者負担が無いかたちでの組合解散に向け、メガソーラー発電所として事業を推進することになりました。

本地区での太陽光発電事業の推進は、当初の区画整理事業の計画とは大幅に異なった形態となったものの、約260名の地権者にとっては、長年抱えていた問題の解決が図られ、負担無しで組合を解散できることになったと同時に、今後20年間にわたり太陽光発電事業による地代を得られるなど、立ち止まっていた土地区画整理事業を太陽光発電事業にリノベーションし、多くのメリットをもたらす好事例といえます。

■富津市山王土地区画整理事業概要
名称 富津市山王土地区画整理事業
事業面積 約40ha
施行区域 富津市下飯野堰田 外
組合設立 平成7年9月1日設立認可
組合解散 平成27年3月31日解散認可
■新昭和富津第一メガソーラー発電所(下飯野)
所在地 富津市下飯野堰田 外
出力規模 約10MW(9,771.58kW)
事業面積 約16ha

※年間予想発電量は富津市の約15%の世帯(約3,000世帯分)の年間電力消費量に相当します。
(東京電力管轄の一世帯あたりの平均電気使用量より算出)

以上