STRUCTURE

より安全に過ごすための強固な基本構造

杭基礎工法

N値50以上を示す地下約18.4m以深の砂礫土を支持層とする、場所打ちコンクリート杭基礎としています。

※N値とは:地盤の堅さを示す数値。重量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、サンプラーと呼ばれる鋼管パイプを地中に30cm打ち込むのに、上から何回叩いたか、その回数を示すものです。N値50とは、30cm打ち込むために50回叩かねばならない強固な地盤であることを示します。

100年以上の耐久性を持つコンクリート
コンクリート強度
33N/㎜²以上

コンクリートの設計基準強度は33ニュートン(33N/㎜²)以上を採用。標準基準より上の長期基準に含まれ、100年以上の耐久性が認められています。

資料)日本建築学会「建築基準仕様書・
   同解説JASS5鉄筋コンクリート工事」

直床・二重天井

■床構造:コンクリートスラブにフローリング材を直接貼る直貼りを採用。住戸間の重量床衝撃音に対しては、スラブ厚200〜240㎜とすることで対応、スプーンの落下などの際に発生する軽量床衝撃音への対策として、LL-45等級 (メーカー表示)の遮音性能を備えたフローリング(床仕上)を採用し、生活音の伝わりにも配慮しました。
■天井構造:天井コンクリートスラブと仕上げ材の間にも空気層を設けた二重天井構造を採用。配線や配管のメンテナンスを容易にするとともに、遮音性にも配慮。

外壁厚

外壁厚をALC約100㎜、コンクリート壁約150㎜〜180㎜、確保しました。耐久性とともに、外部からの遮音性にも配慮した構造です。

戸境壁

隣接住戸間の生活音の伝達を軽減するため戸境壁では遮音性を高める約220㎜以上のコンクリート厚を確保しています。

断熱材

屋根は外断熱、屋根スラブ上には硬質ウレタンフォーム保温板、外壁部分の内断熱には、発泡硬質ウレタンフォームを採用。建物全体に断熱対策をしています。

溶接閉鎖型フープ

建物を支える主要な柱には、主筋直径※25〜35mm、帯筋は溶接閉鎖型フープ(一部を除く)を採用。コンクリートをしっかりと拘束し、耐震性を高めています。
※耐震壁方向の柱主筋は一部径16mmも使用

かぶり厚

鉄筋の錆を防ぎ、建物の耐久性を高めるため、鉄筋を包むコンクリートの厚さ(かぶり厚)を、部位に応じて十分に確保し、鉄筋コンクリートの劣化軽減を図っています。

対震ドア枠

玄関ドアには、大地震で枠が歪んでも開けられるよう対震枠を採用しました。いざという時、避難口を確保することができます。

防音・遮音対策

■防音遮音対策:集合管継手で接続した各階合流部(横引き管から縦管への合流部)は、内部で回転させて水を流すようガイドすることで排水性能と静音性に配慮。水回りと居室が隣接する場合、間仕切の一面を天井内から床下までプラスターボード(9.5mm+12.5mm)二重張りを両面に施し、遮音壁としています。